DLNA（Digital Living Network Alliance） - AlmaLinux

ReadyMedia (旧名 MiniDLNA) は、標準リポジトリにはない為、eple-release をインストールします。

sudo dnf install epel-release

ReadyMedia をインストールします。

sudo dnf install minidlna

SELinux を無効にしておきます。無効の仕方は、以下のリンクを参考にしてください。

• SELinux - AlmaLinux

ReadyMedia で配信する動画や音楽ファイルの保存先を以下のように指定します。もしディレクトリがない場合は作成しておきます。

• 動画ファイル:/var/share/movie
• 音楽ファイル:/var/share/music
• 画像ファイル:/var/share/photos

ディレクトリ作成後、ファイルのアップロード時に「 permission denied 」になるようなら、パーミッションの設定を変更します。

パーミッションの変更については、以下のリンクを参考にしてください。

• パーミッション - Linux

次に ReadyMedia の設定を変更します。まず配信用のディレクトリを指定します。設定ファイルは、「 /etc/minidlna.conf 」です。

以下を追記します。

media_dir=V,/var/share/movie
media_dir=A,/var/share/music
media_dir=P,/var/share/photos

DLNAサーバーの名称を指定する「 friendly_name 」のコメントアウトを外しておきます。「 friendly_name 」に指定している名前が DLNAクライアントに表示されます。

次に、ファイアウォールの設定を変更します。

sudo firewall-cmd --permanent --add-port=1900/udp --zone=public
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=5000/tcp --zone=public
sudo firewall-cmd --permanent --add-port=8200/tcp --zone=public
sudo firewall-cmd --reload

最後に ReadyMedia を起動します。

sudo systemctl start minidlna
sudo systemctl enable minidlna

DLNA に対応しているアプリケーションは、Windows11なら Windows Media Player Legacy が対応しています。

Windows Media Player Legacy を起動し、「 friendly_name 」を開きファイルが表示されれば設定完了です。

Android OS であれば、「 VLC media player 」が DLNA に対応しています。