ローカル環境で稼働するサーバーの構築
外部に公開せず、ローカル環境のみで利用する Alma Linux でサーバーの構築を目指します。以下が接続の配線図です。
サーバーとデスクトップパソコンは、持ち運ぶことを考えていないのでIPアドレスを固定に設定します。
スマホとノートパソコンのIPアドレスは、自動取得のままにしておきます。
サーバーとデスクトップで指定したIPアドレスをDHCPで割り当てられるIPアドレスから除外する設定します。
ルーターのDHCPの機能を利用している場合は、設定方法はルーターのマニュアルを参考にしてください。
端末 | IPアドレス |
---|---|
ルーター | 192.168.11.1/24 |
サーバー | 192.168.11.254/24 |
デスクトップパソコン | 192.168.11.253/24 |
ノートパソコン | 自動取得 |
スマホ | 自動取得 |
サーバーのネットワーク設定
サーバーのIPアドレスやデフォルトゲートウェイの設定方法については、以下のリンク先のページを参考にしてください。
ウェブサーバーを作る
ウェブサーバーを構築するには、まず Apache をインストールします。主な作業は、Apache のインストール、ファイアウォールの設定です。インストール方法や設定については、以下のリンク先のページを参考にしてください。
Apache インストールした後に、パソコンやスマホのブラウザからサーバー(192.168.11.254)にアクセスし、以下の Apache の初期画面が表示されれば、ウェブサーバーの構築は終わりです。
hosts ファイルでアクセスする
DNSサーバーの設定を行っていない場合、ウェブサーバーに接続する際は、IPアドレスを入力して接続することになります。
DNSサーバーを作らずにホスト名で接続するには、接続元のパソコンのhostsファイルを編集して接続することができます。
Linux のホスト名の設定は、以下のリンクを参考にしてください。ここでは、「 local.example.com 」というホスト名を設定します。
パソコン側のhostsファイルの設定については、以下のリンクを参考にしてください。
hostsファイルを以下のように編集します。
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
# Copyright (c) 1993-2009 Microsoft Corp.
#
# This is a sample HOSTS file used by Microsoft TCP/IP for Windows.
#
# This file contains the mappings of IP addresses to host names. Each
# entry should be kept on an individual line. The IP address should
# be placed in the first column followed by the corresponding host name.
# The IP address and the host name should be separated by at least one
# space.
#
# Additionally, comments (such as these) may be inserted on individual
# lines or following the machine name denoted by a '#' symbol.
#
# For example:
#
# 102.54.94.97 rhino.acme.com # source server
# 38.25.63.10 x.acme.com # x client host
# localhost name resolution is handled within DNS itself.
# 127.0.0.1 localhost
# ::1 localhost
192.168.11.254 local.example.com
ファイルを保存して、ブラウザで「 local.example.com 」でウェブサーバーに接続できれば、設定はできています。
DNSサーバーを作成するには、以下のリンク先のページを参考にしてください。