その他の取引

受取商品券

商品を販売し、その代金として他社が発行した商品券を受け取った場合、あとでその商品券を買い取ってもらえる権利は「 受取商品券 」で処理します。

仕分け方法

商品を売り上げ、商品券を受け取ったとき

商品200円を売り上げ、代金は自治体発行の商品券150円と現金50円を受け取った。

受取商品券 150 売上 200
現金 50

仕分け方法

商品券を監禁したとき

かねて売上代金として受け取った自治体発行の商品券100円を引き渡して換金請求を行い、ただちに同額が普通預金口座に振り込まれた。

普通預金 100 受取商品券 100

差入保証金

事務所や店舗物件を借りるとき、敷金や保証金を差し入れることがあります。その場合、差し入れた敷金や保証金は「 差入保証金 」で処理します。

仕分け方法

敷金や保証金を差し入れたとき

店舗の貸借にあたって、敷金100円を普通預金口座から振り込んだ。

差入保証金 100 普通預金 100

消費税

商品を販売したり、サービスを提供したさいに課される税金です。

3級では、消費税の処理には税抜方式のみ学習します。

仕分け方法

商品を仕入れたとき

商品110円(税込み価格)を仕入れ、代金は現金で支払った。なお、消費税率は10%である。

仕入 100 現金 110
仮払消費税 10

仕分け方法

商品を売り上げたとき

商品330円(税込価格)を売り上げ、代金は現金で受けとった。なお、消費税率は10%である。

現金 330 売上 300
仮払消費税 30

株式の発行

株式会社とは、株式を発行して多額の資金を調達する企業形態をいいます。

株式会社では、出資してくれた人を株主といいます。

増資とは、会社設立後に株式を発行して、資本金を増加させることを言います。

仕分け方法

株式を発行したとき(設立時)

A株式会社は、会社の設立にあたり、株式100株を1株あたり500円で発行し、全株式の払い込みを受け、払込金額は当座預金とした。

当座預金 50,000 資本金 50,000

仕分け方法

株式を発行したとき(増資時)

A株式会社は、取締役会により増資を決議し、新たに株式20株を1株あたり600円で発行し、全株式の払い込みを受け、払込金額は当座預金とした。

当座預金 12,000 資本金 12,000

訂正仕分

訂正仕分けは、誤った仕訳の逆仕分けと正しい仕訳を合算した仕訳です。

仕分け方法

訂正仕分け

商品100円を仕入れ、代金のうち20円は現金で支払い、残額は掛けとしたが、誤って次の仕訳をしていた。

仕入 100 現金 80
買掛金 20
現金 60 買掛金 60